“青脹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あをぶく80.0%
あおぶく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次がうなつたのも無理はありません。二十三四の背の低い、青脹あをぶくれの醜い男が、まさに田樂刺でんがくざしになつて死んで居るのです。
銭形平次捕物控:180 罠 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
其家そこにも、此家ここにも、怖し氣な面構をした農夫や、アイヌ系統によくある、鼻の低い、眼の濁つた、青脹あをぶくれた女などが門口に出で、落着の無い不恰好な腰附をして、往還の上下を眺めてゐるが
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
客「何か宜い薬でも飲んで身体をしっかりしねえ、厭にブテ/\ふとってやアがるナ、青脹あおぶくれだな」