“あおぶく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒼脹28.6%
青腫28.6%
青膨28.6%
青脹14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ちッと早く出るかも知れませんよ。」と、産婆はすぐに白い手術着をて産婦の側へ寄って行った。産婦は蒼脹あおぶくれたような顔をしかめて、平日いつもよりは一層せつなげなうなり声を洩らしていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
と、顔の青腫あおぶくれのした爺さんが、四十二三の痩せた男に言った。
悪魔 (新字新仮名) / 小川未明(著)
親兄弟もない餓鬼を他人の私が七両の金を出して貰い切り世話をしたのだが、其の時は青膨あおぶくれだったが、私の丹誠で段々とお前さん胎毒くだしばかりもの位飲ましたか知れやしません
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
客「何か宜い薬でも飲んで身体をしっかりしねえ、厭にブテ/\ふとってやアがるナ、青脹あおぶくれだな」