“膾斬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なますぎ80.0%
なますき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「荀彧! なぜそいつを鞍から引きずり下ろしてしまわないのだ。おれたちの前へほうってくれ。膾斬なますぎりに叩ッ斬ってくれるから」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこらのやみに手ぐすね引いていた暗殺の雲霧組の黒衣くろごたちが、一時に魔手をのばして万太郎を膾斬なますぎりにしたであろう事は、あながち空想ではなかったでしょう。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
出れば刄物三昧ざんまいになるは知れ切ったこと、——ええ、ままよ、おれも下総十五郎だ、江戸で膾斬なますきりになってみるのも、地獄へいってからの話の種だと、男らしく斬られる覚悟をしたんですが