“斬合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりあい50.0%
きりあ41.7%
きりあひ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今、総門の前で駕をおりると斬合きりあいだという往来の声。よもやと思いのほか、かねがね、こんな事件も起ろうかと案じていた各〻ではないか。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
せて来たら、見せてあげます。あなた方は、実戦というものは、境町さかいちょうの人形芝居の斬合きりあいよりほか見た事はないでしょう。——なかなか華々しいものですぞ』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其男がかたないて、輿を突きかへしたのと斬合きりあひを始めた。——三四郎には何の事か丸でわからない。尤も与次郎から梗概を聞いた事はある。けれども好加減に聞いてゐた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)