“きりあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
斬合41.7%
切上33.3%
仕上8.3%
切合8.3%
斫合8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おれの首をねらってるんだ」と半兵衛はささやいた、「踏み込んで来たら出さんは庭へとびだしてくれ、敵の退路を断つんだ、斬合きりあいはおれが引き受けるから安心しろ」
艶書 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
『それは、そろそろあめ切上きりあげる相図あいずをしているのじゃ。もうもなくあめかみなりむであろう……。』
お作の白い顔を見に帰るべく仕事の仕上きりあげを急ぐようになっていた。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
殿様とチャン/\切合きりあっているに門ばかり見てはいられません
らば、然らば、を双方で言つてしまつたから、論は無い、後は斫合きりあひだ。揉合もみあひ押合つた末は、玄明の手引てびきがあるので将門の方が利を得た。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)