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切上
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きりあ
で、
其の
勝敗を
紀念として、
一先づ、
今度の
蜜月の
旅を
切上げやう。けれども
双六盤は、
唯土地の
伝説であらうも
知れぬ。
『それは、そろそろ
雨を
切上げる
相図をしているのじゃ。もう
間もなく
雨も
雷も
止むであろう……。』
多くの人々にどうか悪い
怪物にならないで五官の
迷を捨て修養の道に工夫を凝らし
三摩地の
境に入っていい
怪物におなりなさいと勧め、これで
一向怖く無い
怪物談を
切上げる事にする。