切上きりあ)” の例文
で、勝敗しようはい紀念きねんとして、一先ひとまづ、今度こんど蜜月みつゞきたび切上きりあげやう。けれども双六盤すごろくばんは、たゞ土地とち伝説でんせつであらうもれぬ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『それは、そろそろあめ切上きりあげる相図あいずをしているのじゃ。もうもなくあめかみなりむであろう……。』
多くの人々にどうか悪い怪物ばけものにならないで五官のまよいを捨て修養の道に工夫を凝らし三摩地さまちきょうに入っていい怪物ばけものにおなりなさいと勧め、これで一向いっこう怖く無い怪物談ばけものだん切上きりあげる事にする。
大きな怪物 (新字新仮名) / 平井金三(著)
失敗しつぱいして此日このひ切上きりあげた。