“しあげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仕上66.7%
成就16.7%
仕揚8.3%
為上8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其代りふでちつとも滞つてゐない。殆んど一気呵成かせい仕上しあげた趣がある。したに鉛筆の輪廓があきらかにいて見えるのでも、洒落なぐわ風がわかる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それに間に合うよう是非とも取り急いで茶室成就しあげよ待合の庇廂ひさし繕えよ、夜半よわのむら時雨しぐれも一服やりながらでのうては面白く窓つ音を聞きがたしとの贅沢ぜいたくいうて
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そして仕揚しあげに今一息といふ際どい時になつて、刷毛はけを手に持つたまゝ、画の前に突伏つゝぷして倒れてゐた。
こつこつ仕揚しあげに取りかかつてゐる。
所で昨今の為上しあげを見ると、まるで己が8100