“為上”のいろいろな読み方と例文
旧字:爲上
読み方割合
しあ75.0%
しあげ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれにしても、暁はやく二人が未だ一しょにいる時の情景で、こういう事をいっているその心持と、暁天の清潔とが相待って、快い一首を為上しあげて居る。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
もうこれだけ為上しあげれば幾らになる、そうしたらお父っさんが帰って驚くだろうと励んでいたので、近所の娘達と親しくしないお玉も、退屈だと思ったことはなかったのである。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)