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為上
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しあ
ふりがな文庫
“
為上
(
しあ
)” の例文
旧字:
爲上
いずれにしても、暁はやく二人が未だ一しょにいる時の情景で、こういう事をいっているその心持と、暁天の清潔とが相待って、快い一首を
為上
(
しあ
)
げて居る。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
もうこれだけ
為上
(
しあ
)
げれば幾らになる、そうしたらお父っさんが帰って驚くだろうと励んでいたので、近所の娘達と親しくしないお玉も、退屈だと思ったことはなかったのである。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
これだけの意味だが、こう一首に
為上
(
しあ
)
げられて見ると、まことに感に乗って来て棄てがたいものである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
始終何物かに
策
(
むち
)
うたれ駆られてゐるやうに学問といふことに
齷齪
(
あくせく
)
してゐる。これは自分に或る働きが出来るやうに、自分を
為上
(
しあ
)
げるのだと思つてゐる。其目的は幾分か達せられるかも知れない。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
為
常用漢字
中学
部首:⽕
9画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“為”で始まる語句
為
為事
為方
為替
為人
為様
為体
為合
為来
為業