“じやうじゆ”の漢字の書き方と例文
語句割合
成就100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
様子やうすけば、わし言托ことづけとほり、なにか、内儀ないぎ形代かたしろ一心いつしんきざむとく、……それ成就じやうじゆしたと昨夜ゆふべぢや。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それではどうか心配しんぱいしててやらうといはれて勘次かんじかほ蘇生いきかへつたやうにつた。かれなんでも主人しゆじん盡力じんりよくしてれゝば成就じやうじゆするとおもつてるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
あなたは前後八ヶ月の日子につしつひやして思ひ立つた翻譯を成就じやうじゆしたとつてむしその長きに驚ろかれるやうだが、私はかへつてその迅速じんそくなのに感服したいのです。
『伝説の時代』序 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)