“じょうじゅ”の漢字の書き方と例文
語句割合
成就100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その年の四月、私が四、五年の間ひそかに浅川君兄弟の援助を得て努力してきた「朝鮮民族美術館」の建設がほぼ成就じょうじゅしました。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
すると、「この恋もし成就じょうじゅする時は、大いに恥をく事あるべし」とあったので、彼女は読みながら吹き出した。三沢も笑った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
憂患ゆうかんと苦悩——貧困、孤独、肉体の弱味、悪徳、情熱、そのほか無数の障害にもかかわらず成就じょうじゅしたものだ、と端的に言明したことがある。