“斬尖”の読み方と例文
読み方割合
きっさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せきれいの尾のようにヒクヒクと斬尖きっさきにはずみをくれながら、月輪の刀塀とうへい、満を持して放たない。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その濡れ燕から一筋の赤い血潮が、斬尖きっさきを伝わって白い砂に、吸われる、吸われる。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
一同は、廻れ右をして奥へ斬尖きっさきを揃えながら、コソコソ顔を見合って、首をひねった。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)