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斬合
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きりあい
ふりがな文庫
“
斬合
(
きりあい
)” の例文
今、総門の前で駕をおりると
斬合
(
きりあい
)
だという往来の声。よもやと思いのほか、かねがね、こんな事件も起ろうかと案じていた各〻ではないか。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「は、はい、通りがかりの者でございますが……不意の
斬合
(
きりあい
)
で……ここへ逃込みましたが……お願いでございます……どうぞ暫くお
隠匿
(
かくまい
)
……」
甲州鎮撫隊
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
斬り掛られ黙って
引込
(
ひっこ
)
んでる人じゃアねえからちゃん/\
斬合
(
きりあい
)
を初めるでしょう、そうしてお
母
(
っか
)
さんの身体へ
疵
(
きず
)
でも付けると大変だから、お前さんは二三
日
(
ち
)
身を隠して下せえ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
しかし、
小幡民部
(
こばたみんぶ
)
は、こうした
斬合
(
きりあい
)
はごく
不得手
(
ふえて
)
であった。
太刀
(
たち
)
をもって人にあたることは、かれのよくすることではない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「しようのねえ奴だな。
斬合
(
きりあい
)
が飯より好きだという野郎ですからね。——どうしましょう」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
『
斬合
(
きりあい
)
か』
夕顔の門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
斬
常用漢字
中学
部首:⽄
11画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“斬”で始まる語句
斬
斬殺
斬新
斬罪
斬死
斬首
斬尖
斬奸
斬込
斬取