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斬
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か
ふりがな文庫
“
斬
(
か
)” の例文
四日前の月の夜、
研
(
と
)
ぎ上がったばかりの物干竿に、
斬
(
か
)
けた人間が、さっきの菰を
刎
(
は
)
ねて、馬の後から
尾
(
つ
)
いて来るような気がする。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが、俺が斬ると云った人間で
外
(
はず
)
した者は一人もない。遅いか、早いかの違いじゃないか。また、俺が手に
斬
(
か
)
けなければ、
壬生
(
みぶ
)
の近藤や
土方
(
ひじかた
)
の方で必ず
殺
(
や
)
る。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「べら棒な。——ほかに男をこしらえた女、俺が手に
斬
(
か
)
けて、成敗したのは、当りめえだ」
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お里を手に
斬
(
か
)
けたさえ、後では、いい気持ではないのに、その弟まで、万一にも」
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かっと一時の感情で、自分の手に
斬
(
か
)
けた里次の
釵
(
かんざし
)
——。
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
斬
常用漢字
中学
部首:⽄
11画
“斬”を含む語句
打斬
斬殺
据物斬
斬死
斬合
斬新
辻斬
斬首
首斬
斬込
撫斬
膾斬
斬付
斬髪
斬口
袈裟斬
斬倒
斬衰
斬払
斬首台
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