“目皺”の読み方と例文
読み方割合
めじわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祖母おばあさん、一所いっしょに越して来ますよ。」当てずッぽに気安めを言うと、「おお、そうかの。」と目皺めじわを深く、ほくほくとうなずいた。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二度まで、そう云いながら、かれは飯のあと白湯さゆくちの辺でふウふウましては、近衆の者へ、目皺めじわで微笑して見せた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぽんと、丸めた紙の頭を順にたたくと、手だか足だか、ふらふらふらとねる拍子に、何だか、けばだった処が口に見えて、とがって、目皺めじわで笑って、揃って騒ぐ。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)