“めじわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目皺54.5%
眼皺45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぽんと、丸めた紙の頭を順にたたくと、手だか足だか、ふらふらふらとねる拍子に、何だか、けばだった処が口に見えて、とがって、目皺めじわで笑って、揃って騒ぐ。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
内のよしすだれをサラとかかげて、白髪のおうながふと半身をあらわした。つづれの帯に半上着はんうわぎ、貧しげなこと、山姥やまうばといってもよいが、かすみ目皺めじわあかくち、どこやら姿態しないやしくない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正成は、あかずんで皮膚も見えない顔に眼皺めじわを描いて、にこにこ言った。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夫婦して小首をかしげ合う様を、法師の方は、もう旧情にみちた眼皺めじわ
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)