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立皺
ふりがな文庫
“立皺”の読み方と例文
読み方
割合
たてじわ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たてじわ
(逆引き)
沼間夫人は、剃り込んだ細い眉の間に
立皺
(
たてじわ
)
をよせて、いらいらと食堂の入口の方へふりかえりながら、平気な顔で食事を始めている
麻耶子
(
まやこ
)
に
キャラコさん:01 社交室
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
しかし、いねはアグリの産後いっさいの物音に頭が
病
(
や
)
め、生家の隠居所に
起
(
お
)
き
臥
(
ふ
)
しをしていた。
眉間
(
みけん
)
にいつも深い
立皺
(
たてじわ
)
をよせ、
蒼
(
あお
)
い顔をして手拭で鉢巻をしていた。
暦
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
かつて叡智に輝やける
眉間
(
みけん
)
には、短剣で切り込まれたような
無慙
(
むざん
)
に深い
立皺
(
たてじわ
)
がきざまれ、細く小さい二つの眼には
狐疑
(
こぎ
)
の
焔
(
ほのお
)
が青く燃え、侍女たちのそよ風ほどの失笑にも
古典風
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
立皺(たてじわ)の例文をもっと
(8作品)
見る
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
皺
漢検1級
部首:⽪
15画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞
検索の候補
皺立
“立皺”のふりがなが多い著者
シャーロット・ブロンテ
佐佐木茂索
本庄陸男
壺井栄
水上滝太郎
長谷川時雨
久生十蘭
太宰治