“たてじわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竪皺50.0%
立皺40.0%
縦皺10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
レエヌさんは、熱が出てきたのらしく、眉の間に竪皺たてじわをよせ、苦しそうにあえぎながら、おぼろな声で囈言うわごとをいっていた。
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
しかし、いねはアグリの産後いっさいの物音に頭がめ、生家の隠居所にしをしていた。眉間みけんにいつも深い立皺たてじわをよせ、あおい顔をして手拭で鉢巻をしていた。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
と、口に出していって、不敵な微笑を唇元くちもとに浮べたが、しかしいつかまた、かすかな縦皺たてじわが、美しい眉根の間に蔭をつくった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)