“唇元”の読み方と例文
読み方割合
くちもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きかぬ気らしい張りのある眼や、唇元や、背の高い、つんとした貴族的な態度までが、路子の言葉を裏づけているような気さえした。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
自分の膝に、姫の顔をのせて、琅玕のようにきとおっているそのと、呼吸をしていない紅梅のような唇元を見て、四郎はいった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すっかり禿げ上った白髪を総髪に垂らして、に年の波、鼻く、せた唇元に、和らぎのある、上品な、六十あまりの老人だ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)