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唇元
ふりがな文庫
“唇元”の読み方と例文
読み方
割合
くちもと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちもと
(逆引き)
きかぬ気らしい張りのある眼や、
唇元
(
くちもと
)
や、背の高い、つんとした貴族的な態度までが、路子の言葉を裏づけているような気さえした。
貞操問答
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
自分の膝に、姫の顔をのせて、
琅玕
(
ろうかん
)
のように
透
(
す
)
きとおっているその
面
(
おもて
)
と、呼吸をしていない紅梅のような
唇元
(
くちもと
)
を見て、四郎はいった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すっかり
禿
(
は
)
げ上った白髪を総髪に垂らして、
額
(
ひたい
)
に年の波、鼻
隆
(
たか
)
く、
褪
(
あ
)
せた
唇元
(
くちもと
)
に、和らぎのある、上品な、六十あまりの老人だ。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
唇元(くちもと)の例文をもっと
(16作品)
見る
唇
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
“唇”で始まる語句
唇
唇歯
唇頭
唇辺
唇許
唇紅
唇歯輔車
唇形
唇々
唇鳴
“唇元”のふりがなが多い著者
吉川英治
三上於菟吉
菊池寛
夢野久作