“鉢合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はちあわ57.9%
はちあ21.1%
はちあは15.8%
はちあはせ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木庵もくあんの「花開万国春はなひらくばんこくのはる」が呉昌蹟ごしやうせき木蓮もくれん鉢合はちあわせをしてゐる事もある。が、客間を飾つてゐる書画は独りこれらの軸ばかりではない。
漱石山房の秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
といったので、五十川女史の答えようとする言葉と、叔父のいい出そうとする言葉は気まずくも鉢合はちあわせになって、二人ふたりは所在なげに黙ってしまった。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
木庵もくあんの「花開万国春はなひらくばんこくのはる」が呉昌蹟ごしやうせき木蓮もくれん鉢合はちあはせをしてゐる事もある。が、客間を飾つてゐる書画は独りこれらの軸ばかりではない。
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「へえ。あの何でございます。わたくしが外から這入つて来ますと、こいつが出ようとしてゐましたので、わたくしと鉢合はちあはせを致しましたので。」
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)