鉢合はちあは)” の例文
木庵もくあんの「花開万国春はなひらくばんこくのはる」が呉昌蹟ごしやうせき木蓮もくれん鉢合はちあはせをしてゐる事もある。が、客間を飾つてゐる書画は独りこれらの軸ばかりではない。
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その間僅かに三十歩、平次が道の角へ飛付いた時は、逃げ行く女の姿はなくて反對に、近所の者らしい娘が一人、向うから來てハツと平次に鉢合はちあはせしさうになりました。
あごあし鉢合はちあはせをしてゐました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)