“はちあわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉢合91.7%
顱合8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして女湯の扉口ドアぐちへ行こうとした、ちょうどその時彼は其処で湯屋の女房とばったり鉢合はちあわせをしたのみか、ちょっと見咎みとがめられたのであった。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
以前に捩上げたる下役の腕をかえして前へ突放したからたまりませぬ、同役同志鉢合はちあわせをして二人ににんともに打倒れました。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かっぱとかっぱが顱合はちあわせをしたから、若い女は、うすよごれたがあねさんかぶり、茶摘、桑摘む絵の風情の、手拭の口にえみをこぼして
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)