“新納”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にいろ66.7%
にひろ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それから——出口の、新納にいろ殿のところへ、飛脚を出したいから、一人、急いで、寄越すようにと、問屋場へ、立寄って、註文して参れ、急ぐぞ」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
さっそく御隠居所ごいんきょじょに上がり、真壺の上品二個、惟新公に差上げたが、真壺をおねだりになった家康公は、すでに元和二年におかくれになり、新納にいろ拙斎殿も慶長十七年に長逝し
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
新納にひろ武蔵守は薩摩武士の生粋きつすいで例の戯談好ぜうだんずきな太閤様の歌にある、ちんちろりんのやうな長い鬚を生やした男だつたが、矢張り薩摩者に有りうちの