“きょしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
居所50.0%
居処40.0%
去所10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その旅人宿二軒へは、人をやったり電話をかけたりして問合せたけれど、N某君の現在の居所きょしょは全く不明であった。
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
されば今より後は日本国中の人民に、生まれながらその身につきたる位などと申すはまずなき姿にて、ただその人の才徳とその居処きょしょとによりて位もあるものなり。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
きたるに来所らいしょなく去るに去所きょしょを知らずとうと禅語ぜんごめくが、余はどの路を通って「塔」に着したかまたいかなる町を横ぎって吾家わがやに帰ったかいまだに判然しない。どう考えても思い出せぬ。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)