“居心地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いごこち86.7%
ゐごゝち6.7%
ゐこゝち6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここは汽車の音も間近に聞こえ、夜深よふけには家を揺する貨車の響きもするのだったが、それさえ我慢すれば居心地いごこちは悪くなかった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
優雅いうがな造りではないが、結構居心地ゐごゝちのいゝ乘物に背中をもたせかけて、私は樂な氣持で、いろ/\なことを考へてゐた。
此離座敷に立て籠つた野々宮さんを見た時、成程家を畳んで、下宿をするのもわるい思付ではなかつたと、始めてた時から、感心した位、居心地ゐこゝちい所である。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)