“さかや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サカヤ
語句割合
酒屋54.8%
酒店14.3%
酒造屋7.1%
造酒家2.4%
酒亭2.4%
酒商2.4%
酒売店2.4%
酒焦2.4%
酒肆2.4%
酒舗2.4%
酒賈2.4%
酒造家2.4%
酒類屋2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ、馬鹿ばかつくせえ。なんとでもなるやうになれだ」と、途中とちうで、あらうことかあるまいことかをんなくせに、酒屋さかやへそのあしではいりました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
これも古い酒店さかやさがみやの飾り窓に、映画女優の写真の引伸ひきのばしの貼られてあるのを見出したとき、そうして本願寺の、震災後まだ、かたちだけしかない裏門の
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
謙蔵はびっくりして立ち止まったが、その眼は視線がさだまらなかった。続いて数人の男女の叫ぶ声がした。それは酒造屋さかやの内からであった。謙蔵はり返って店の中をのぞいた。
指環 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
町の恰度中央なかほどの大きい造酒家さかやの前には、往来に盛んに篝火かがりを焚いて、其周囲めぐり街道みちなりに楕円形な輪を作つて、踊が初まつてゐる。輪の内外うちそとには沢山の見物。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
酒亭さかやはひった當座たうざには、けん食卓テーブルしたたゝきつけて「かみよ、ねがはくは此奴こいつ必要ひつえうあらしめたまふな」なぞといってゐながら、たちまち二杯目はいめさけいて、なん必要ひつえういのに
こゝに住むこと約半年、さらに同町内の他へ移転した。すると、出入でいり酒商さかやが来て、旧宅にゐる間に何か変つた事は無かつたかと問ふ。
雨夜の怪談 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
今日も——輦のわだちかれて、尻尾を半分失った例の大犬の黒をつれて、五条の裏町のきたない酒売店さかやの土間で、弁円が、そこの亭主を相手に、しきりと、悲憤をもらしていると、隅のほうで
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
光秀の首を土中から掘り起してこれへ持って来た訴人というのは、年頃三十がらみ、風体から見ても、酒焦さかやけのした、面構つらがまえもどことなく悪ずれている男だった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで主管にして使うことにしたが、他の店員にねたまれてもいけないと思ったので、許宣に金をやって店の者を河の流れに臨んだ酒肆さかやへ呼ばした。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
有名なおてつ牡丹餅ぼたもちの店は、わたしの町内の角に存していたが、今は万屋よろずやという酒舗さかやになっている。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「門出の心祝いです。どうかこれを収めて、士卒のはしにいたるまで、一さんずつわけてあげて下さい」と、途中、酒賈さかやからあがなってきた酒壺しゅこをたくさんに陣中へ運ばせた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あすこに山路やまじと云う酒造家さかやがありますが、御存じでございましょうか」
指環 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
一町が間に一軒か二軒、煙草屋、酒類屋さかや、鑵詰屋、さては紙屋、呉服屋、蕎麦屋、菓子屋に至る迄、渠が其馬鹿に立派な名刺を利用して借金かりを拵へて置かぬ家は無い。必要があればドン/\借りる。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)