“接待”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せつたい37.5%
とりなし25.0%
とりもち12.5%
もてなし12.5%
イツ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気楽なるものは文学者なり、ましき文学者なり、接待まぬ者も文学者たらん事をし、ちたるをはぬ者も文学者たるをふべし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
砕けた源太が談話ぶりけたお吉が接待ぶりにいつしか遠慮も打ち忘れ、されてまず受けてはつと酒盞の数重ぬるままに、平常から可愛らしきら顔を一層みずみずと
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
接待の村嬢や酌婦などが、銚子を持って右往左往し、拒絶る声、進める声、からかう声、笑う声、景気よさは何時までも続いた。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
マニーロフ家の召使連の接待にすっかり好い御機嫌になっていた馭者が、右側に繋がれた連銭葦毛測馬に、なかなか穿った小言を浴びせていることにも、いっこう気がつかなかった。
さうした祭り日に、神を待ち迎へる、村の娘の寄り合うて、神を接待場所が用意せられた。神の接待場だから、いちと言はれて、こゝに日本の市の起原は開かれた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)