“接待（とりもち）” の例文

接待（とりもち）の村嬢や酌婦（おんな）などが、銚子を持って右往左往し、拒絶（ことわ）る声、進める声、からかう声、笑う声、景気よさは何時（いつ）までも続いた。

剣侠 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

いや全く今夜という今夜は、一方ならぬお接待（とりもち）、何とお礼申してよいやら、嘉門大満足の大恭悦、猪之松殿ほんに嬉しいことで

剣侠 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

“接待”の意味

《名詞》
接待 （せったい　同音類義：摂待）

客をもてなすこと。もてなし。

人の集まる所などで、一般の人に湯茶などを振る舞うこと。

［原義］　陰暦の七月に、寺の門前や往来に清水・湯茶などの飲み物を出しておき、通りがかりの修行僧や遍路に振る舞うこと。その行いは、水振舞、水接待ともいう。飲み物は、振舞水、接待水、接待茶、門茶などという。

《季語》　語義3と同義で、晩夏もしくは初秋の季語。分類は人事。
(出典:Wiktionary)

“接待”の解説

接待（せったい）とは

（本来の意味）客をもてなすこと。

（仏教関連語）布施の一種で、道の脇に湯や茶を用意して行き交う人にふるまうこと。

茶や食事などをふるまうこと。

（日本の企業において）取引先などを飲食店などでもてなすこと。
(出典:Wikipedia)

接	常用漢字 小５ 部首:⼿ 11画
待	常用漢字 小３ 部首:⼻ 9画