“巵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかずき62.5%
さかづき25.0%
サカヅキ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今は「四十年前少壮の時、功名いささひそかに期する有り。老来らず干戈かんかの事、ただる春風桃李のさかずき」と独語せしむるに到りぬ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
茶山も幸にして病に悩されずに、快くさかづきを挙げたと見える。「不知身上残齢減。猶且欣々把寿巵。」前にも云つたやうに、わたくしは蘭軒の寿詞の闕けてゐるのを憾とする。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
只把春風桃李サカヅキ
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)