“洋盞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
コツプ25.0%
グラス25.0%
コップ25.0%
さかづき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うだ、一盃らないか」と、前にあつた葡萄酒のびんを持つてつて見せた。なかにはまだ余程這入つてゐた。梅子は手をたゝいて洋盞コツプを取り寄せた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「すまないが戸棚の葡萄酒でも持つて来て下さいな。小さい洋盞グラスを二つと。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「代さん、あなた役者になれて」と聞いた、代助は何にも云わずに、洋盞コップを姉の前に出した。梅子も黙って葡萄酒の壜を取り上げた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お客さまは快活にお笑ひになりながら、おくみの注いだ葡萄酒の洋盞さかづきをお上げになる。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)