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一盞
ふりがな文庫
“一盞”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いっさん
66.7%
ひとつ
11.1%
ひとつき
11.1%
いつさん
8.3%
いっぱい
2.8%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いっさん
(逆引き)
見ると
幸
(
さいわい
)
小家の主人は、まだ眠らずにいると見えて、
仄
(
ほの
)
かな
一盞
(
いっさん
)
の
燈火
(
ともしび
)
の光が、戸口に下げた
簾
(
すだれ
)
の隙から、軒先の月明と
鬩
(
せめ
)
いでいた。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一盞(いっさん)の例文をもっと
(24作品)
見る
ひとつ
(逆引き)
「まづその
御意
(
おつもり
)
でお熱いところをお
一盞
(
ひとつ
)
。
不満家
(
むづかしや
)
の
貴方
(
あなた
)
が一寸好いと
有仰
(
おつしや
)
る位では、
余程
(
よつぽど
)
尤物
(
まれもの
)
と思はなければなりません。全く
寡
(
すくな
)
うございます」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
一盞(ひとつ)の例文をもっと
(4作品)
見る
ひとつき
(逆引き)
冷やかなる
石卓
(
いしづくえ
)
の上にて、
忙
(
いそが
)
わしげに筆を走らせ、小おんなが持て来る
一盞
(
ひとつき
)
の珈琲の
冷
(
さ
)
むるをも顧みず、あきたる新聞の細長き板ぎれに
挿
(
はさ
)
みたるを、
幾種
(
いくいろ
)
となく掛けつらねたるかたえの壁に
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
一盞(ひとつき)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
いつさん
(逆引き)
今はたゞ料理菊でもない抛つたらかし咲かせの白き小菊の一二輪を咬んで
一盞
(
いつさん
)
を呷ると、苦い、苦い、それでも清香歯牙に浸み腸胃に透つて、味外の味に淡い悦びを覚える。
菊 食物としての
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
一盞(いつさん)の例文をもっと
(3作品)
見る
いっぱい
(逆引き)
丈「
此方
(
こっち
)
でも聞きてえ事もあるから、
有合物
(
ありあいもの
)
で
一盞
(
いっぱい
)
やろう」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一盞(いっぱい)の例文をもっと
(1作品)
見る
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
盞
漢検1級
部首:⽫
13画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥
“一盞”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
木下尚江
三上於菟吉
吉川英治
三遊亭円朝
中里介山
森鴎外
徳田秋声
山本周五郎
幸田露伴