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『菊 食物としての』
ふりがな文庫
『
菊 食物としての
(
きく しょくもつとしての
)
』
菊の季節になつた。其のすが/\しい花の香や、しをらしい花の姿、枝ぶり、葉の色、いづれか人の心持ちを美しい世界に誘はぬものはない。然し取訳菊つくりの菊には俗趣の厭ふべき匂が有ることもある。特に此頃流行の何玉何々玉といふ類、まるで薬玉かなんぞの …
著者
幸田露伴
ジャンル
技術・工学 > 家政学・生活科学 > 食品 料理
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
何様
(
どのよう
)
餐
(
く
)
一盞
(
いつさん
)
匂
(
におい
)
然
(
しか
)
齷齪
(
あくせく
)
蘸物
(
ひたしもの
)
薬玉
(
くすだま
)
菅
(
すげ
)
苦性
(
にがだち
)
聊
(
いささ
)
籬
(
まがき
)
瓢
(
ひさご
)
特
(
こと
)
然様
(
さよう
)
有
(
も
)
所以
(
ゆえん
)
恰
(
あたか
)
小愧
(
こはず
)
取訳
(
とりわけ
)
倚
(
よ
)
併
(
しか
)
下物
(
さかな
)