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一盞
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ひとつ
ふりがな文庫
“
一盞
(
ひとつ
)” の例文
「まづその
御意
(
おつもり
)
でお熱いところをお
一盞
(
ひとつ
)
。
不満家
(
むづかしや
)
の
貴方
(
あなた
)
が一寸好いと
有仰
(
おつしや
)
る位では、
余程
(
よつぽど
)
尤物
(
まれもの
)
と思はなければなりません。全く
寡
(
すくな
)
うございます」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それだから早くお前さんが
然
(
そ
)
う云えば
宜
(
い
)
いのに、今になって
然
(
そ
)
んな事を云っても仕方がない、家主が引取に来ると云うから、
御酒
(
ごしゅ
)
の
一盞
(
ひとつ
)
も上げなければならないから其の支度をして置きなさい
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「でも、
一盞
(
ひとつ
)
ぐらい、お酌をしましょう。」
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ご亭主、お別れじゃ、
一盞
(
ひとつ
)
あげましょう」
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
貫一は止む無くその
一盞
(
ひとつ
)
を受けたり。はやかく酒になりけれども、満枝が至急と言ひし用談に及ばざれば
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
「まあ
一盞
(
ひとつ
)
。」
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「私も一向不調法なのでございますよ。折角差上げたものですからお
一盞
(
ひとつ
)
お受け下さいましな」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
盞
漢検1級
部首:⽫
13画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥