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尤物
ふりがな文庫
“尤物”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゆうぶつ
68.8%
まれもの
12.5%
いうぶつ
6.3%
べっぴん
6.3%
いつぶつ
3.1%
わざもの
3.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうぶつ
(逆引き)
以前ローマ人は、半男女を不祥とし、生まれ次第海に投げ込んだが、後西暦一世紀には、半男女を、
尤物
(
ゆうぶつ
)
の頂上として求め愛した。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
尤物(ゆうぶつ)の例文をもっと
(22作品)
見る
まれもの
(逆引き)
「まづその
御意
(
おつもり
)
でお熱いところをお
一盞
(
ひとつ
)
。
不満家
(
むづかしや
)
の
貴方
(
あなた
)
が一寸好いと
有仰
(
おつしや
)
る位では、
余程
(
よつぽど
)
尤物
(
まれもの
)
と思はなければなりません。全く
寡
(
すくな
)
うございます」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
尤物(まれもの)の例文をもっと
(4作品)
見る
いうぶつ
(逆引き)
呼ぶスハヤ
尤物
(
いうぶつ
)
は
此中
(
このうち
)
に在るぞと三人鵜の目鷹の目見つけなば
其所
(
そこ
)
に
入
(
い
)
らんとする樣子なり我は元より冷然として先に進み道のかたへの
菫
(
すみれ
)
蕗
(
ふき
)
の
薹
(
たう
)
蒲公英
(
たんぽゝ
)
茅花
(
つばな
)
など
此
(
こゝ
)
に
殘
(
のこん
)
の春あるを
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
尤物(いうぶつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
べっぴん
(逆引き)
衆曰くかかる
尤物
(
べっぴん
)
は五百人に愛さるるも奇とするに足らずと、
三七日
(
さんしちにち
)
経て長者大歓会を
為
(
な
)
し、彼女を妙光と名づけた。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
尤物(べっぴん)の例文をもっと
(2作品)
見る
いつぶつ
(逆引き)
「したが、女中は山猿でも、当家の娘は竜宮の乙姫が世話に砕けたという
尤物
(
いつぶつ
)
。京大阪にもちょっとあれだけの美人は御座るまいて」と黒い浪人は声を
潜
(
ひそ
)
めながらもニコニコ顔で弁じ立てた。
備前天一坊
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
尤物(いつぶつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
わざもの
(逆引き)
三日で済む苦しみを一週間に引延すだけの事なら、
寧
(
いっ
)
そ早く片付けた方が
勝
(
まし
)
ではあるまいか? 隣のの
側
(
そば
)
に銃もある、而も
英吉利製
(
イギリスせい
)
の
尤物
(
わざもの
)
と見える。
一寸
(
ちょッと
)
手を延すだけの世話で、直ぐ
埒
(
らち
)
が明く。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
尤物(わざもの)の例文をもっと
(1作品)
見る
尤
漢検準1級
部首:⼪
4画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“尤”で始まる語句
尤
尤至極
尤様
尤異
尤千万
尤之次第
“尤物”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
斎藤緑雨
南方熊楠
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
林不忘
牧野富太郎
樋口一葉
中里介山
江見水蔭