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尤物
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まれもの
ふりがな文庫
“
尤物
(
まれもの
)” の例文
「まづその
御意
(
おつもり
)
でお熱いところをお
一盞
(
ひとつ
)
。
不満家
(
むづかしや
)
の
貴方
(
あなた
)
が一寸好いと
有仰
(
おつしや
)
る位では、
余程
(
よつぽど
)
尤物
(
まれもの
)
と思はなければなりません。全く
寡
(
すくな
)
うございます」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
名物一つかげを消して二度目の花は紺屋の乙娘、今千束町に新つた屋の御神燈ほのめかして、小吉と呼ばるゝ公園の
尤物
(
まれもの
)
も根生ひは同じ此處の土成し、あけくれの噂にも御出世といふは女に限りて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
評判はその頃に高く去るもの日々に
踈
(
うと
)
ければ、名物一つかげを消して二度目の花は
紺屋
(
こうや
)
の
乙娘
(
おとむすめ
)
、今
千束町
(
せんぞくまち
)
に新つた屋の御神燈ほのめかして、
小吉
(
こきち
)
と呼ばるる公園の
尤物
(
まれもの
)
も
根生
(
ねお
)
ひは同じ
此処
(
ここ
)
の土成し
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
名物
(
めいぶつ
)
一つかげを
消
(
け
)
して二
度
(
ど
)
目
(
め
)
の
花
(
はな
)
は
紺屋
(
こうや
)
の
乙娘
(
おとむすめ
)
、
今
(
いま
)
千束町
(
せんぞくまち
)
に
新
(
しん
)
つた
屋
(
や
)
の
御神燈
(
ごじんとう
)
ほのめかして、
小吉
(
こきち
)
と
呼
(
よ
)
ばるゝ
公園
(
こうえん
)
の
尤物
(
まれもの
)
も
根生
(
ねを
)
ひは
同
(
おな
)
じ
此處
(
こゝ
)
の
土成
(
つちなり
)
し、あけくれの
噂
(
うはさ
)
にも
御出世
(
ごしゆつせ
)
といふは
女
(
をんな
)
に
限
(
かぎ
)
りて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
尤
漢検準1級
部首:⼪
4画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“尤”で始まる語句
尤
尤至極
尤様
尤異
尤千万
尤之次第