“鬩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せめ92.9%
いが3.6%
いじ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見るとさいわい小家の主人は、まだ眠らずにいると見えて、ほのかな一盞いっさん燈火ともしびの光が、戸口に下げたすだれの隙から、軒先の月明とせめいでいた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
顔をればいがみ合う事にしていた母子ゆえ、折合が付いてみれば、はなしも無く、文三の影口も今は道尽いいつくす、——家内が何時いつからと無く湿ッて来た。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「どうしたんです、いじり合いでもしたのかネ」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)