“ひとつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒトツキ
語句割合
一月90.1%
一突3.5%
一杯2.1%
一盞2.1%
一個月0.7%
一坏0.7%
一盃0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ちょっとあの河童を取り調べてください。あの河童はちょうど一月ひとつきばかり前にわたしの万年筆を盗んだのですから。」
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
アーストロフ もし一月ひとつき二月ふたつき前に、今の話を伺ったのだったら、あるいは僕も考えてみたかもしれません。
アルツーの手にかゝりたゞ一突ひとつきにて胸と影とを穿たれし者も、フォカッチヤーも、また頭をもて我を妨げ我に遠く 六一—
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
女に躍懸おどりかかって、その胸のあたりを、一突ひとつき強くくと、女はキャッと一声いっせい叫ぶと
月夜峠 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
さらば、即興詩人の君、アヌンチヤタの健康を祝して一杯ひとつきを傾けてん。
我に一杯ひとつきの酒を飮ませ給ふとも、誰かはそを惡しき事といはん。
小をんなが持て來る一盞ひとつきの咖啡の冷むるをも顧みず、明きたる新聞の細長き板ぎれに挿みたるを、幾種となく掛けつらねたるかたへの壁に、いく度となく往來する日本人を
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
ささ一盞ひとつきと、盃を手にした姿も想像する。
「ふうむ。あんたはこの手紙で見ると、金兵衛さんが死ぬる一個月ひとつきぐらい前に、どこかの待合で、若いお客と差しでシンミリした事があるんだね」
近眼芸妓と迷宮事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しるしなきものおもはずは一坏ひとつきにごれるさけむべくあるらし 〔巻三・三三八〕 大伴旅人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
あたひたからといふとも一坏ひとつきにごれるさけあにまさらめや (同・三四五)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
兎も角も此一盃ひとつきを傾け給へといひつゝ、我前なる杯に葡萄酒を注がんとせしに、忽ちその手をとゞめて