“一坏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとつき33.3%
いつぱい33.3%
ヒトツキ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しるしなきものおもはずは一坏ひとつきにごれるさけむべくあるらし 〔巻三・三三八〕 大伴旅人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一坏いつぱいの土あさましく頑石叢棘ぐわんせきさうきよくもとに神隠れさせ玉ひて、飛鳥ひてうを遺し麋鹿びろくあとを印する他には誰一人問ひまゐらするものもなき、かゝる辺土の山間やまあひに物さびしく眠らせらるゝ御いたはしさ。
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
あたひなき宝と言十方イフトモ一坏ヒトツキの濁れる酒に、豈まさらめや(同巻三)
副詞表情の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)