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待受
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まちう
ふりがな文庫
“
待受
(
まちう
)” の例文
えゝ……
遠
(
とほ
)
くへも
行
(
ゆ
)
かないで、——
藥
(
くすり
)
を
買
(
か
)
はなかつた
仇
(
あだ
)
をしに——
待受
(
まちう
)
けてでも
居
(
ゐ
)
たのでせう……
直
(
ぢ
)
き
二丁目
(
にちやうめ
)
の
中程
(
なかほど
)
から、
然
(
さ
)
うやつて
提灯
(
ちやうちん
)
が
見
(
み
)
え
出
(
だ
)
したさうですが、
主人
(
あるじ
)
かつて
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
案ずるに、私が行たらば
嘸
(
さぞ
)
ドウも大変な事を云うだろうと
待受
(
まちう
)
けて居たに違いない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
と
答
(
こた
)
へると
彼
(
かれ
)
は
莞爾
(
につこ
)
と
打笑
(
うちえ
)
み、こも/″\
三人
(
みたり
)
と
握手
(
あくしゆ
)
して、
其儘
(
そのまゝ
)
舷梯
(
げんてい
)
を
降
(
くだ
)
り、
先刻
(
せんこく
)
から
待受
(
まちう
)
けて
居
(
を
)
つた
小蒸滊船
(
こじやうきせん
)
に
身
(
み
)
を
移
(
うつ
)
すと、
小蒸滊船
(
こじやうきせん
)
は
忽
(
たちま
)
ち
波
(
なみ
)
を
蹴立
(
けた
)
てゝ、
波止塲
(
はとば
)
の
方
(
かた
)
へと
歸
(
かへ
)
つて
行
(
ゆ
)
く
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
やがて友之助と立花屋の
主人
(
あるじ
)
を
召捕
(
めしと
)
って
相生町
(
あいおいちょう
)
の名主方へ
引立
(
ひきた
)
てゝまいりました。玄関には
予
(
かね
)
て
待受
(
まちう
)
けて居りました小林藤十郎、左右に手先を
侍
(
はべ
)
らせ、友之助を駕籠から引出して敷台に
打倒
(
うちたお
)
し
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此方
(
こっち
)
が火を消したならば、
恐
(
おそら
)
く勢いを得て
突出
(
とっしゅつ
)
して来るであろう。そこを
待受
(
まちう
)
けて囲み撃つという計略であった。守ること固きものは
誘
(
いざの
)
うて
之
(
これ
)
を撃つ、我が塚田巡査は
孫子
(
そんし
)
の
兵法
(
へいほう
)
を心得ていた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
と
待受
(
まちう
)
けたやうに、
猶豫
(
ためら
)
はず
答
(
こた
)
へた……
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
受
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“待”で始まる語句
待
待遇
待合
待乳山
待兼
待遠
待構
待伏
待乳
待侘