“錦輝館”の読み方と例文
読み方割合
きんきかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治四十一年六月、神田錦輝館きんきかんで同志の出獄歓迎会を開こうとして、それが解散命令を食ったため、赤旗を街頭にひるがえしてデモをした。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
錦輝館きんきかんだの豊玉館だの——矢張りそんな時分に栄えた牛込館がそのまま取り残されている。窓のところに客寄せの楽隊でもいてくれたなら、ひょっとして無性に懐かしい気持がしたかもしれない。
牛込館:映画館めぐり(十) (新字新仮名) / 渡辺温(著)