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輝
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きら
ふりがな文庫
“
輝
(
きら
)” の例文
是公の家の屋根から
突出
(
つきだ
)
した細長い塔が、
瑠璃色
(
るりいろ
)
の大空の一部分を黒く染抜いて、大連の
初秋
(
はつあき
)
が、内地では見る事のできない深い色の奥に、数えるほどの星を
輝
(
きら
)
つかせていた。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
先づ
喜
(
うれ
)
しきここちしてあゆむに、家は
故
(
もと
)
にかはらであり、人も住むと見えて、
古戸
(
ふるど
)
の
間
(
すき
)
より灯火の影もれて
輝
(
きら
)
々とするに、
八二
他
(
こと
)
人や住む、もし
八三
其の人や
在
(
いま
)
すかと心
躁
(
さわが
)
しく
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
此の
床
(
とこ
)
の上に
輝
(
きら
)
々しき物あり。人々恐る恐るいきて見るに、
二〇二
狛錦
(
こまにしき
)
、
二〇三
呉
(
くれ
)
の
綾
(
あや
)
、
二〇四
倭文
(
しづり
)
、
二〇五
縑
(
かとり
)
、
楯
(
たて
)
、
二〇六
槍
(
ほこ
)
、
二〇七
靭
(
ゆき
)
、
鍬
(
くは
)
の
類
(
たぐひ
)
、此の失せつる
二〇八
神宝
(
かんだから
)
なりき。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
此の頭
三三八
何ばかりの物ぞ。此の戸口に
充満
(
みちみち
)
て、雪を積みたるよりも白く
輝
(
きら
)
々しく、
眼
(
まなこ
)
は
鏡
(
かがみ
)
の如く、
角
(
つの
)
は
枯木
(
かれき
)
の
如
(
ごと
)
、三
尺
(
たけ
)
余りの口を開き、
紅
(
くれなゐ
)
の舌を
吐
(
は
)
いて、只一
呑
(
のみ
)
に飲むらん
勢
(
いきほひ
)
をなす。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
輝
常用漢字
中学
部首:⾞
15画
“輝”を含む語句
光輝
輝々
忠輝
黒田清輝
輝紅
義輝
輝元
毛利輝元
輝政
信輝
清輝
三左衛門輝政
錦輝館
錦輝舘
甲斐守輝綱
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顔輝
輝聡
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