“甲斐守輝綱”の読み方と例文
読み方割合
かいのかみてるつな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この外に城攻めの上使松平伊豆守いずのかみの子甲斐守輝綱かいのかみてるつなの「島原天草日記」を始め諸藩に記録が残つてゐるが、いづれも城攻めの側の記録であつて、一揆側の記録といふものはない。
島原一揆異聞 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
喜んで死ぬとは異様であるが、討伐の上使、松平伊豆守いずのかみの息子、甲斐守輝綱かいのかみてるつな(当時十八歳)の日記に、さう書いてあるのである。「剰至童女之輩喜死蒙斬罪是非平生人心之所致所以浸々彼宗門也」
島原の乱雑記 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)