“紅脂”の読み方と例文
読み方割合
べに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成程、今の世、実事によくうつすを好む故、真の家老の身振口上をうつすとは云へども、さらばとて、真の大名の家老などが、立役の如く顔に紅脂べに白粉おしろひをぬることありや。
実物と模型 (新字旧仮名) / 相馬御風(著)
七歳の時紅梅こうばいを御覧じて「梅の花紅脂べにのいろにぞ似たる哉阿古あこが顔にもぬるべかりけり」十一の春(斉衡二年)父君より月下梅げつかのうめといふだいを玉ひたる時即坐そくざに「月カヽヤクハハル、 ...
七歳の時紅梅こうばいを御覧じて「梅の花紅脂べにのいろにぞ似たる哉阿古あこが顔にもぬるべかりけり」十一の春(斉衡二年)父君より月下梅げつかのうめといふだいを玉ひたる時即坐そくざに「月カヽヤクハハル、 ...