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『実物と模型』
ふりがな文庫
『
実物と模型
(
じつぶつともけい
)
』
人間の手を直に型にとつた石膏で造り上げたものを見た。しかし、どういふわけかそれは少しも生きた感じを与へなかつた。却つて芸術家の眼で見た人間の手の印象を元として造つたものゝ方がより多く私達に生きた手を感じさせるのである。 私は嘗て或腕のすぐれ …
著者
相馬御風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
神
(
たましひ
)
毫
(
うのけ
)
白粉
(
おしろひ
)
本
(
ほん
)
生身
(
いきみ
)
其像
(
すがた
)
彩色
(
さいしき
)
情
(
なさけ
)
紅脂
(
べに
)