“かゞやき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
46.7%
光輝33.3%
耀6.7%
6.7%
閃輝6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何方どつちが負けたにした所で、しんいきほひを失ふといふ事にもならず、美がかゞやきを減ずるといふ羽目はめにも陥る危険はないぢやありませんか
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
硯友社の若い人達の光輝かゞやきの前に、危く消え残る暁の星のやうなものであつた。
明治文学の概観 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
されど怒らず、いとうつくしく微笑ほゝゑみたれば、そのゑめる目の耀かゞやきはわが合ひし心をわかちて多くの物にむかはしむ 六一—六三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それ滅びざるものも滅びうるものも、みな愛によりてわれらの主の生みたまふ觀念の耀かゞやきにほかならず 五二—五四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
たれたる形状かたち蝋燭らふそくのながれたるやうなれど、里地さとちのつらゝとたがひて屈曲くつきよく種々しゆ/″\のかたちをなして水晶すゐしやうにてたくみに作りなしたるがごとく、玲瓏れいろうとして透徹すきとをれるがあさひかゞやきたるはものにたぐふべきなしと
じつとかれはその遠い沼の閃輝かゞやきを見詰めた。
赤い鳥居 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)