“銭塘門”の読み方と例文
読み方割合
せんとうもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで許宣は舗を出て、銭塘門せんとうもんの方へ往った。初夏のようなひかりの強い陽の照る日で、仏寺に往き墓参に往く男女が街路に溢れていた。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そこで許宣は舗を出て、銭塘門せんとうもんのほうへと往った。初夏のようなかがやきの強いの照る日で、仏寺に往き墓参に往く男女が街路にあふれていた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その時世高は二十歳を過ぎたばかりであったが、佳麗な西湖の風景を慕うて、杭州へ来て銭塘門せんとうもんの外になった昭慶寺の前へ家を借りて住み、朝夕湖畔を逍遥していた。
断橋奇聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)