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變化
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へんくわ
ふりがな文庫
“
變化
(
へんくわ
)” の例文
新字:
変化
其
(
そ
)
れが
頻
(
しき
)
りに
交代
(
かうたい
)
されるので、
卯平
(
うへい
)
は一
度
(
ど
)
しか
郷里
(
きやうり
)
の
土
(
つち
)
を
踏
(
ふ
)
まなくても
種々
(
しゆ/″\
)
の
變化
(
へんくわ
)
を
耳
(
みゝ
)
にした。
彼
(
かれ
)
は一
番
(
ばん
)
おつぎのことが
念頭
(
ねんとう
)
に
浮
(
うか
)
ぶ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
『
私
(
わたし
)
——
私
(
わたし
)
は
小
(
ちひ
)
さな
娘
(
むすめ
)
よ』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは、一
日
(
にち
)
の
中
(
うち
)
に
何遍
(
なんべん
)
も
變化
(
へんくわ
)
したことを
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
して、
些
(
や
)
や
顧慮
(
うしろめた
)
いやうな
氣
(
き
)
がしました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
景色
(
けしき
)
は
大
(
おほき
)
いが
變化
(
へんくわ
)
に
乏
(
とぼ
)
しいから
初
(
はじ
)
めての
人
(
ひと
)
なら
兔
(
と
)
も
角
(
かく
)
、
自分
(
じぶん
)
は
既
(
すで
)
に
幾度
(
いくたび
)
か
此海
(
このうみ
)
と
此
(
この
)
棧道
(
さんだう
)
に
慣
(
な
)
れて
居
(
ゐ
)
るから
強
(
しひ
)
て
眺
(
なが
)
めたくもない。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
自己
(
じこ
)
の
現在
(
げんざい
)
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る
經濟界
(
けいざいかい
)
は
夙
(
つと
)
に
變化
(
へんくわ
)
して
居
(
ゐ
)
るに
拘
(
かゝは
)
らず
此
(
こ
)
れに
對
(
たい
)
して
充分
(
じうぶん
)
の
理解
(
りかい
)
のないのが
寧
(
むし
)
ろより
重大
(
ぢうだい
)
なる
原因
(
げんいん
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
尤
(
もつと
)
も、
古
(
いにしへ
)
の
和名
(
わめい
)
に
漢字
(
かんじ
)
を
充當
(
じうたう
)
したのが、
漢音
(
かんおん
)
の
讀
(
よ
)
み
方
(
かた
)
の
變化
(
へんくわ
)
に
伴
(
とも
)
なうて、
和名
(
わめい
)
が
改變
(
かいへん
)
せられた
例
(
れい
)
は、
古代
(
こだい
)
から
澤山
(
たくさん
)
ある。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
▼ もっと見る
印度洋
(
インドやう
)
中
(
ちう
)
の
氣※
(
きかう
)
程
(
ほど
)
變化
(
へんくわ
)
の
激
(
はげ
)
しいものはない、
今
(
いま
)
は五
月
(
ぐわつ
)
の
中旬
(
ちうじゆん
)
、
凉
(
すゞ
)
しい
時
(
とき
)
は
實
(
じつ
)
に
心地
(
こゝち
)
よき
程
(
ほど
)
凉
(
すゞ
)
しいが、
暑
(
あつ
)
い
時
(
とき
)
は
日本
(
につぽん
)
の
暑中
(
しよちう
)
よりも一
層
(
そう
)
暑
(
あつ
)
いのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そして、
變化
(
へんくわ
)
のない
街道
(
かいだう
)
は
相變
(
あいかは
)
らず
小川
(
をがは
)
に
沿
(
そ
)
うて、
平
(
たひら
)
な
田畑
(
たはた
)
の
間
(
あひだ
)
をまつ
直
(
す
)
ぐに
走
(
はし
)
つてゐた。
霧
(
きり
)
は
殆
(
ほとん
)
ど
霽
(
は
)
れ
上
(
あが
)
つて、
空
(
そら
)
には
星影
(
ほしかげ
)
がキラキラと
見
(
み
)
え
出
(
だ
)
した。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
それには
叔父
(
をぢ
)
の
亡
(
な
)
くなつた
事
(
こと
)
やら、
繼
(
つ
)
いで
起
(
おこ
)
る
經濟上
(
けいざいじやう
)
の
變化
(
へんくわ
)
やら、
又
(
また
)
安之助
(
やすのすけ
)
の
卒業
(
そつげふ
)
やら、
卒業後
(
そつげふご
)
に
控
(
ひか
)
えてゐる
結婚
(
けつこん
)
問題
(
もんだい
)
やらが
這入
(
はい
)
つてゐたのだと
云
(
い
)
ふ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
心
(
こゝろ
)
は
變化
(
へんくわ
)
するものなり、
雪三
(
せつざう
)
が
徃昔
(
そのかみ
)
の
心裏
(
しんり
)
を
覗
(
うかゞ
)
はゞ、
糸子
(
いとこ
)
に
對
(
たい
)
する
觀念
(
くわんねん
)
の
潔白
(
けつぱく
)
なること、
其名
(
そのな
)
に
呼
(
よ
)
ぶ
雪
(
ゆき
)
はものかは、
主人
(
しゆじん
)
大事
(
だいじ
)
の
一
(
ひ
)
ト
筋道
(
すぢみち
)
、
振
(
ふり
)
むくかたも
無
(
な
)
かりし
物
(
もの
)
の
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
晝
(
ひる
)
のうち
復習
(
ふくしふ
)
が出來なかつたものだから、せめて電車の中でゝもと思つて、
動詞
(
どうし
)
の
語尾
(
ごび
)
の
變化
(
へんくわ
)
に
夢中
(
むちう
)
になつてゐるうちに、いつか
水道橋
(
すゐだうばし
)
は
過
(
す
)
ぎてしまひ、ふと
氣
(
き
)
がついてみると
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
地方
(
ちはう
)
は
風物
(
ふうぶつ
)
に
變化
(
へんくわ
)
が
少
(
すくな
)
い。わけて
唯
(
たゞ
)
一年
(
いちねん
)
、もの
凄
(
すご
)
いやうに
思
(
おも
)
ふのは、
月
(
つき
)
は
同
(
おな
)
じ
月
(
つき
)
、
日
(
ひ
)
はたゞ
前後
(
ぜんご
)
して、——
谿川
(
たにがは
)
に
倒
(
たふ
)
れかゝつたのも
殆
(
ほとん
)
ど
同
(
おな
)
じ
時刻
(
じこく
)
である。
娘
(
むすめ
)
も
其處
(
そこ
)
に
按摩
(
あんま
)
も
彼處
(
かしこ
)
に——
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
太史公
(
たいしこう
)
曰
(
いは
)
く、
老子
(
らうし
)
の
貴
(
たつと
)
ぶ
所
(
ところ
)
の
道
(
みち
)
は、
(一二二)
虚無
(
きよむ
)
にして
因應
(
いんおう
)
し、
無爲
(
むゐ
)
に
變化
(
へんくわ
)
す、
故
(
ゆゑ
)
に
著書
(
ちよしよ
)
、
(一二三)
辭稱
(
じしよう
)
微妙
(
びめう
)
にして
識
(
し
)
り
難
(
がた
)
し。
莊子
(
さうじ
)
は
(一二四)
道徳
(
だうとく
)
を
散
(
さん
)
じて
放論
(
はうろん
)
す、
要
(
えう
)
は
亦
(
また
)
之
(
これ
)
を
自然
(
しぜん
)
に
歸
(
き
)
せり。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
彼
(
かれ
)
は
何
(
なに
)
かに
騙
(
だま
)
された
後
(
あと
)
のやうに
空洞
(
からり
)
とした
周圍
(
しうゐ
)
をぐるりと
見廻
(
みまは
)
さない
譯
(
わけ
)
にはいかなかつた。
彼
(
かれ
)
は
沿岸
(
えんがん
)
の
洪水後
(
こうずゐじ
)
の
變化
(
へんくわ
)
に
驚愕
(
おどろき
)
の
目
(
め
)
を
睜
(
みは
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
さうして
金
(
きん
)
の
解禁
(
かいきん
)
を
決行
(
けつかう
)
せんとするには
政府
(
せいふ
)
自
(
みづか
)
らの
行動
(
かうどう
)
のみにては
不充分
(
ふじうぶん
)
であつて、
戰後
(
せんご
)
の
日本
(
にほん
)
の
經濟
(
けいざい
)
の
變化
(
へんくわ
)
した
状態
(
じやうたい
)
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
同時
(
どうじ
)
に
安井
(
やすゐ
)
はその
後
(
ご
)
何
(
ど
)
んなに
變化
(
へんくわ
)
したらうと
思
(
おも
)
ふと、
餘所
(
よそ
)
から
一目
(
ひとめ
)
彼
(
かれ
)
の
樣子
(
やうす
)
が
眺
(
なが
)
めたくもあつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
之
(
これ
)
が
權化
(
ごんげ
)
して千
種
(
しゆ
)
萬樣
(
ばんやう
)
の
變化
(
へんくわ
)
を
試
(
こゝろ
)
みる。ガネーシヤ
即
(
すなは
)
ち
聖天樣
(
せうてんさま
)
は
人身
(
じんしん
)
象頭
(
ざうづ
)
で、
惡神
(
あくしん
)
の
魔羅
(
まら
)
は
隨分
(
ずゐぶん
)
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つた
不可思議
(
ふかしぎ
)
な
相貌
(
さうぼう
)
の
者
(
もの
)
ばかりである。
埃及
(
えじぷと
)
のスフインクスは
獅身
(
ししん
)
人頭
(
じんとう
)
である。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
愛
(
あい
)
ちやんは
此
(
この
)
急激
(
きふげき
)
な
變化
(
へんくわ
)
に
一方
(
ひとかた
)
ならず
驚
(
おどろ
)
かされました、
逡巡
(
ぐづ/″\
)
してる
場合
(
ばあひ
)
ではないと
知
(
し
)
つて、
直
(
たゞち
)
に
他
(
た
)
の
手
(
て
)
に
持
(
も
)
つた
一
(
ひ
)
ト
片
(
かけ
)
を
食
(
く
)
はうとしましたが、顎が
足
(
あし
)
に
緊乎
(
しツかり
)
と
接合
(
くツつ
)
いて
了
(
しま
)
つてるので
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
其
(
その
)
季節
(
きせつ
)
に
彼等
(
かれら
)
の
最後
(
さいご
)
の
運命
(
うんめい
)
である
薪
(
まき
)
や
炭
(
すみ
)
に
伐
(
き
)
られるやうに一
番
(
ばん
)
適當
(
てきたう
)
した
組織
(
そしき
)
に
變化
(
へんくわ
)
することを
餘儀
(
よぎ
)
なくされるのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
日本
(
にほん
)
の
經濟界
(
けいざいかい
)
に
急激
(
きふげき
)
な
變化
(
へんくわ
)
を
與
(
あた
)
へるやうなことをせずとも
必
(
かなら
)
ず
濟
(
す
)
む、と
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ふことの
確信
(
かくしん
)
を
持
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
安井
(
やすゐ
)
ですか、あれも
無論
(
むろん
)
一所
(
いつしよ
)
です。あゝなると
落
(
お
)
ち
付
(
つ
)
いちや
居
(
ゐ
)
られないと
見
(
み
)
えますね。
何
(
なん
)
でも
元
(
もと
)
は
京都大學
(
きやうとだいがく
)
にゐたこともあるんだとか
云
(
い
)
ふ
話
(
はなし
)
ですが。
何
(
ど
)
うして、あゝ
變化
(
へんくわ
)
したものですかね
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
變
部首:⾔
23画
化
常用漢字
小3
部首:⼔
4画
“變”で始まる語句
變
變動
變哲
變梃
變事
變色
變挺
變更
變物
變改