“莊子”のいろいろな読み方と例文
新字:荘子
読み方割合
さうし66.7%
さうじ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上州屋が逍遙軒せうえうけん莊左衞門と名乘るから氣が付くんだ。あのこんといふ言葉は、支那の莊子さうしといふ本の一番始め、『逍遙遊第一』といふところに出てゐる。
莊子さうしてふゆめといふ義理ぎりまこと邪魔じやまくさしぎはまではとひきしむる利慾りよくこゝろはかりには黄金こがねといふおもりつきてたからなき子寶こだからのうへもわするゝ小利せうり大損だいそんいまにはじめぬ覆車ふくしやのそしりも梶棒かぢぼうにはこゝろもつかずにぎつてはなさぬ熊鷹主義くまたかしゆぎ理窟りくつはいつも筋違すぢちがひなる内神田うちかんだ連雀町れんじやくちやうとかや
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
莊子さうじ(一八)蒙人もうひとなりしうしうかつもう(一九)漆園しつゑんたり。りやう惠王けいわうせい宣王せんわうときおなじうす。(二〇)其學そのがくうかがはざるところし。しかれども其要そのえう老子らうしげんもとづきす。
太史公たいしこういはく、老子らうしたつとところみちは、(一二二)虚無きよむにして因應いんおうし、無爲むゐ變化へんくわす、ゆゑ著書ちよしよ(一二三)辭稱じしよう微妙びめうにしてがたし。莊子さうじ(一二四)道徳だうとくさんじて放論はうろんす、えうまたこれ自然しぜんせり。