“逍遙軒”の読み方と例文
読み方割合
せうえうけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上州屋が逍遙軒せうえうけん莊左衞門と名乘るから氣が付くんだ。あのこんといふ言葉は、支那の莊子さうしといふ本の一番始め、『逍遙遊第一』といふところに出てゐる。
「父親は逍遙軒せうえうけんと言つて、も作り歌もよみましたが、私はその方は一向いけません。弟は父親の學問好きをけて、これも四角な字を讀んで居りました」
「莊左衞門で御座います。四角な字を讀むのが好きで、とか五とかを作つて、逍遙軒せうえうけんと名乘つたさうで——」