“逍遥軒”の読み方と例文
読み方割合
しょうようけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここには古くからある白梅や紅梅がもうほころびかけ、勝頼かつよりは今も、叔父の武田逍遥軒しょうようけんと共に、奥の丸からその梅林のあいだを縫いながら、うぐいすの声をよそに
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「父親は逍遥軒しょうようけんといって、詩も作り歌もよみましたが、私はその方は一向いけません。弟は父親の学問好きをけて、これも四角な字を読んでおりました」
「荘左衛門でございます。四角な字を読むのが好きで、詩とか五とかを作って、逍遥軒しょうようけんと名乗ったそうで——」